2013年 7月

●【学名】
Thymus vulgaris

●【原産地】
地中海西部、イタリア南部

●【お茶に使う部位】
全草 (ドライ、フレッシュ)

●【お茶の効能】
のどの痛み、花粉症、肩こり、低血圧、貧血などの改善。疲労回復、殺菌消毒作用、防腐抗菌作用、               抗アレルギー作用。

●【飲み方】
ブレンドまたはシングル

●【注意点】
・高血圧の人や妊娠中の人は長期にわたる常用や大量の摂取は避けましょう。              

●【ブレンドの例】
・レモンバーベナ―1/2杯とリンデンフラワー1/2杯とセージ1/3杯とタイム1/3杯。             
(神経の疲労を回復してくれます。)

・ラベンダー1/3杯とマロウ3個とペパーミント1/2杯とタイム1/2杯。             
(のどの痛みをやわらげてくれます。)

●【説明】

タイムは結構以前から使われているようです。歴史は古いようです。ギリシャ神話にタイムは登場しています。スパルタの王妃ヘレン の涙から作られたという伝説があるのです。ヘレンは美女でトロイア戦争の引き金となるくらいに男性陣を惑わせていたといいますから、 刺激的で気品があり濃厚なタイムの香りと結び付けられたのかもしれませんね。

また、タイムはギリシャ語で「勇気」という意味を持っていて、「タイムの香りがする」は当時の男性に対して最高のほめ言葉だった といいます。夫である騎士や修行に出かける恋人を見送る際に、当時の中世の貴婦人たちはミツバチと一枝のタイムを刺繍したシルク のスカーフを贈ったそうです。

栽培方法としては、葉などに傷をつけると色や香りが悪くなるので収穫時には要注意が必要です。増やすには、種を蒔くか、秋か春に 5センチ程度の枝を挿し木にして繁殖させるとよいようです。または、水はけのよい風通しがよく日当たりもいい土壌に株分けをして 増やすと良いようです。

タイムにはいくつかの種類があるようです。一般にタイムといえばコモンタイムをさします。ほかにもココナツタイムやオレンジタイム やレモンタイムなどがあり、それぞれ芳香が異なる品種はありますが。コモンタイムの風味が一番いいようです。
コモンタイムは和名を「タチジャコウソウ」といいます。ミツバチが花をよく好み、そのミツバチからとてもよいハチミツが採れると 言われています。根元の部分が木質の半低木になることもあるそうです。20センチほどの直立した芳香性多年生草木です。

料理にもよく使われるようです。野菜や魚や肉などに刺激のあるタイムの香りは相性がよく熱を加えても香りが変わらないので煮込み料理 にも適しているようです。ソースやピクルスやソーセージなどの保存食によく利用されたりもします。タイムには防腐効果や殺菌効果 があるためです。

のどが痛いときなどはタイムのドライハーブを2倍の濃さで浸出した生温かいタイム茶でうがいをすると効果があるそうです。
タイムのドライ(乾燥した葉)は香りが強いので、飲みにくい場合には、タイムのフレッシュ(生の葉)を利用したり、ほかのハーブ とブレンドするのがいいでしょう。

タイムの効能としては、うつ病や頭痛などの神経性の疾患や疲労の回復などに役にたちます。胃腸の働きを活発にして消化を促して 食欲を増進させてくれます。ほかにはアレルギー性の鼻炎を緩和してくれたり、痰をを取ってくれたりしてくれます。呼吸器系に対して 殺菌作用があるからです。
風邪やのどの痛みを鎮めるのに効果があるそうで、声を出しすぎた後に飲むのもいいのではないでしょうか。

タイム茶は薬効に優れた飲み物として昔から広く飲まれています。ほろ苦い味ときりっとしたすがすがしい香りが特徴です。
●【学名】
Curcuma longa

●【原産地】
東南アジア

●【お茶に使う部位】
根 (ドライ)

●【お茶の効能】
炎症や貧血の改善。止血作用、鎮痛作用、利胆作用、健胃作用などがあります。

●【飲み方】
ブレンドまたはシングル

●【注意点】
・強い香りがあるので適量を守りましょう。              

●【ブレンドの例】
・ローズレッド1杯とシナモン(セイロン)1/3本とターメリック1/4杯。             
(ターメリックの刺激的な香りとシナモンとローズの香りが調和していいです。)

●【説明】

ターメリックは東洋医学のアーユルヴェーダの処方にも使われており、染料や香辛料としての食用として古くから用いられてきました。

マスタード(洋からし)の着色やカレー粉の原料などに乾燥した根からとれる黄色い染料は使われてきました。

和名は「ウコン」といいます。日本では沖縄で栽培されてよく親しまれています。刺激的な香りで、胡椒に香りが似ています。土っぽい 色をしています。

ターメリックのお茶はスパイシーな風味で、貧血の予防に効くといいます。香りがきつくて飲みにくい場合などには、スパイス類や香りの よいハーブとブレンドすると良いでしょう。

栄養的にはターメリックの根にはパセリの10倍の鉄分が含まれているといいます。
●【学名】
Hypericum perforatum

●【原産地】
ヨーロッパ、アジア

●【お茶に使う部位】
全草 (ドライ)

●【お茶の効能】
うつ病やぜんそくや生理痛や更年期障害を改善してくれます。鎮静作用や抗アレルギー作業や強壮作用               があります。

●【飲み方】
ブレンドまたはシングル

●【注意点】
・長期にわたって大量を摂取しないようにしましょう。              

●【ブレンドの例】
・ペパーミント1/2杯とセントジョーンズワート1/2杯。             
後味のすっきりとしたお茶で、梅雨時のリウマチや神経痛に効果があります。

●【説明】

セントジョーンズワート茶の効能としては、おねしょが治らないお子様が寝る前に飲むと効果があるといいます。また、せきや消化不良 や生理不順などにも効果的と言われています。あと更年期の沈んだ気分を解消してくれたりと不安で落ち着かない心や心労がかさんで の弱気な気分を鎮めてくれる作用があるといいます。神経系の強壮作用に優れているといいます。

風味としてはすっきりとした香りで、少し苦みがあります。

名前の由来は6月の夏至の頃の聖ジョン(ヨハネ)の日頃に黄色い星形の花が咲くことからつけられたといいます。香りは茎のあたり からスーッとした独特の香りがします。

スコットランドの言い伝えでは、窓やドアにこのハーブをつるすと災害を免れることができるといわれています。
●【学名】
Thymus serpylium

●【原産地】
ヨーロッパ、北西アジア

●【お茶に使う部位】
全草 (ドライ)

●【お茶の効能】
うつ病・花粉症・アレルギー・便秘・むくみ・頭痛・神経衰弱などを改善してくれます。

●【飲み方】
ブレンドまたはシングル

●【注意点】
・妊娠中の方は使用を避けた方がいいでしょう。              

●【ブレンドの例】
・ペパーミント1/3杯とタイム1/3杯とセルピルム1/3杯。             
すっきりとしたコクのある風味でペパーミントの香りが効いています。花粉症などに有効です。

・ラベンダー4~5粒とマロウ1杯とヒソップ1/2杯とセルピルム1/2杯。             
鼻炎に効果があります。もやもやとした精神をすっきりとさせてくれる香りがあります。

●【説明】

セルピルムは、庭園に敷き詰めるのによく適しています。踏むと良い香りがするからです。地を這うように広がります。芳香のよい多年生草本で 夏から秋にかけて小さな花を咲かせます。別名ワイルドタイムとも呼ばれるタイムの近緑種です。

効能としては、体力が弱っているときや無気力でやる気が起こらないときなどに気力を与えてくれたりします。これは呼吸、消化、 循環機能を活発にしてくれるからこのような効能があるといわれます。

風味としてはさわやかで、苦みがあり、スパイシーな味がセルピルム茶の特徴です。

歴史は古く、料理やお茶にローマ時代から用いられてきました。