2012年 10月

●【学名】
Zingiber officinale Roscoe

●【原産地】
東南アジア、インド

●【お茶に使う部位】
根茎 (ドライ)

●【お茶の効能】
冷え性やつわりや乗り物酔いや吐き気を改善します。循環器系の強壮の作用。消化の促進の作用。

●【飲み方】
ブレンド

●【注意点】
・ティーカップ1杯に対して1/2切れくらいの量に妊娠中は抑えておいた方がいいでしょう。
・浸出は手で割いてからの方が香りがでやすいでしょう。

●【ブレンドの例】
・ローズヒップ1杯とジンジャー1/2切れ(就寝前や風邪をひいたときなどに飲むとよいでしょう)

●【説明】

ジンジャーはショウガの根茎を乾燥させたもので。ショウガは香辛野菜としてもよくつかわれます。

ジンジャーの効果としては、吐き気をおさえたり、胃を温めて食物の吸収を促進します。どんな薬よりもジンジャーのかけらの方が乗り物酔いに効く と言われています。

また、冷え性の人にもよく効きます。辛味がありスパイシーで刺激的なジンジャーのお茶は血行を促して体の末端まで血の巡りをよくしてくれるからです。

あと、つわりの時の吐き気の予防にも効果があります。しかし量に気をつけなければなりません。2~3切れの生のジンジャーを細長くスライスして 口に含んでかんでもよく、お茶に入れるならティーカップ1杯に対してジンジャーの量は1/2切れくらいにしておくのがいいでしょう。

ヨーロッパの地域ではパンやクッキーの材料としてもジンジャーは用いられています。ヨーロッパではジンジャーは甘い香りと認識されていることが理由 のようです。
●【学名】

Juniperus communis

●【原産地】

ヨーロッパ

●【お茶に使う部位】

液果 (ドライ)

●【お茶の効能】

糖尿病・肥満・リウマチなどの改善作用、食欲の増進作用、健胃の作用、解毒の作用、利尿の作用、発汗の 作用など。

●【飲み方】

ブレンド

●【注意点】

・浸出の時間は長めにとった方がいいでしょう。5分くらいがいいでしょう。

・スプーンの背などで軽くつぶしてから浸出するとよいでしょう。

・長期にわたる連続の使用は避けた方がよいでしょう。

・腎臓に炎症がある時や妊娠中の使用は避けましょう。

●【ブレンドの例】

ジュニパーベリー4~5粒とジンジャー1/2切れとラベンダー4~5粒とレモングラス1杯とローズヒップ1/2杯(ジンジャーは  手で割いて入れましょう。さわやかなレモン風味のお茶です。)

●【説明】

ジュ二パーベリーは実が熟すと収穫して乾燥保存します。常緑灌木で秋に実をつけます。 ウッディーでピリッとして甘い風味がするお茶がジュ二パーベリー茶です。 効能としては水太りやむくみの解消に役立ちます。老廃物を排出する尿や汗の分泌を促進するからです。 自然の薬としてもよく知られており、肝臓の障害やリウマチなどの改善に役に立ちます。

昔、ヨーロッパでは、コショウの代わりとして使われていたそうです。そのほかお茶以外での使用方法としては、ジンやリキュール酒の香り付けや肉の 臭み消しや保存によくつかわれます。

ほかには、ジュ二パーの葉や枝を燃やして空気の清浄のとして学校や病院で使われる風習もあったそうです。
●【学名】

Jasminum officinale

●【原産地】

インド、ヒマラヤ、ネパール

●【お茶に使う部位】

花 (ドライ)

●【お茶の効能】

催淫の作用、鎮静の作用

●【飲み方】

ブレンドもしくはシングル

●【注意点】

新鮮なうちに使い切った方がいいです。(香りが飛びやすいので)

●【ブレンドの例】

ジャスミン2/3杯とペパーミント1/3杯(さわやかな香りで酸味がほんのり甘いです)

●【説明】

ジャスミンは古代の中国では女性的な完成の象徴とされインドではローズと並んで愛されています。

効能としては、女性の生殖機能や生理にも有効に働きます。おもに香りを楽しむお茶として人気が高いです。気分を高揚させたり、リラックスさせたり します。ローズに似たふくよかな香りがします。

ブレンドで相性のいいのは中国茶でモーリーファー茶は広く知れ渡っています。このようにジャスミンは他のお茶特に紅茶やウーロン茶などとよく合う  ようです。
●【学名】

Cinnamomum Zeylanicum(セイロン・シナモン)、Cinnamomum cassia(カシア)

●【原産地】

スリランカ、中国

●【お茶に使う部位】

樹皮 (ドライ)

●【お茶の効能】

生理痛・関節炎・下痢・風邪を改善します、強壮の作用があります、血行を促進させます、消化を促進します。

●【飲み方】

ブレンド

●【注意点】

大量・長期の利用を妊娠中は避けた方がいいでしょう(子宮刺激作用があるため)、手で砕いて細かくしてから(スティック状のものは)浸出するといいでしょう。

●【ブレンドの例】

紅茶(アールグレイまたはセイロン)一杯とシナモン(カシア)5本(半分に折ります)、ペパーミント1/3杯とローズヒップ1/2杯とシナモン (セイロン)1/2本。

●【説明】

中国原産のカシア(トンキンニッケイ)とスリランカ原産のセイロン・シナモン(セイロンニッケイ)の2種類がシナモンにはあります。パウダー状に砕いた ものとスティック状(樹皮の形のまま)のものが市販されており、どちらもお茶として利用できます。  

 使い方としては、ココアや紅茶やコーヒーにスティック状のシナモンを添えてスプーンの代わりとして使い味と香りを移して楽しむ方法などがあります。 また、シナモンは紅茶や他のハーブとブレンドして用いることが多いようです。

セイロン・シナモンは一般的には薄い皮のものほど優れた品質だとされています。香りはフルーティーでオレンジを思わせるような良い香りです。おもに 他のハーブとのブレンドでまろやかな味わいを出してくれます。  一方カシアの方は紅茶やコーヒーによく合い香りはニッキに近いです。

効能としては、西洋では冬の飲み物としてマルドワイン(温めたワインにシナモンなどの香料、卵黄、甘味などをいれたもの)などとして用いられるくらい お腹を温めてくれて風邪の予防に効果を発揮します。また、生理痛の緩和や関節炎の緩和、下痢止めなどに効能があります。

また、シナモンは料理にも多用されます。素材の甘さを引き出したり、甘みと酸味を調和させたりします。パウダー状のシナモンは砂糖などと混ぜて 果物やドーナツにまぶしたり、クッキーやケーキの生地に練り込んだりします。スティック状のシナモンはシチューやカレーなどの煮込み料理に使い ます。

シナモンは常緑樹で、6~10mほどに育ちます。クスノキ科です。日本にもニッケイ(ニッキ)という香りの似た木があります。中国では解熱や発汗 健胃などの薬に小枝(桂枝)とともに樹皮を桂皮と称して用いています。

シナモンの伝説もあります。1536年にスリランカをポルトガル人が自国の領土にしたのはシナモンの供給を得るためだったという説。他には、ペスト が猛威をふるった昔に、人々が逃げ去った後の町を荒らしまわっていた4人の盗賊はペストにかかりませんでした。その理由はロースマリーやシナモン をにお酢を加えたものを身にまとっていたからという逸話があります。
学名/Perilla frutescens viridis 原産地/中国 お茶に使う部位/葉 (ドライ) お茶の効能/鎮静の作用、食欲を増進させる作用、抗菌の作用、鎮痛の作用、アトピー性皮膚炎を改善、風邪の改善、貧血の予防 飲み方/シングルまたはブレンド ブレンドの例 シソ1/3杯とジャーマンカモミール1/3杯とペパーミント1/3杯  風邪をひいたときなどに最適 シソは香辛植物で今日では日本料理には欠かせません。伝来は、奈良時代か平安時代に中国から伝わったそうです。さらっとして飲みやすく シソの風味がかすかにするのがシソの葉で入れるお茶の特徴といえます。ストレスがたまった時や風邪をひいたときなどにはリラックス効果や発汗 作用のあるこのお茶は持ってこいといえます。また、食中や食後に健康茶としてハトムギやカキと同様に飲んでもいいでしょう。 アオジソとアカジソの2種類があって、効能に優れているのはアカジソの方だと言われています。最近の研究ではがんの発生を抑えたりコレステロール 値を下げる働きがシソの種に含まれるα-リノレン酸にあることが分かりました。
学名/Satureja hortensis 原産地/南西アジア、地中海東部地域 お茶に使う部位/葉 (ドライ) お茶の効能/冷え症の改善や神経の疲労回復、消化の促進作用、発汗の作用、利尿の作用、興奮させる作用 飲み方/ブレンド ブレンドの例 ジャーマンカモミール1/3杯とタンポポ1/3杯とペパーミント1/3杯とサマーセイボリー1/2杯。冷え症などに有効で味はすっきりとした後味です。 サマーセイボリーは、修道院でかつて栽培を禁止されていたという逸話があります。その刺激的な香りが当時媚薬として使用されていたからです。 このような刺激的な香りはオイルやビネガーにつけて調味料にしたり、豆料理や野菜料理や肉料理などの料理の分野でおおいに活躍しています。 またお茶にしてもこの刺激的なスパイシーな香りと味はローズマリーに似ておいしくいただけます。効能としてはお腹が張るのを防いでくれたり、 消化を助ける働きがあります。