タイム茶

●【学名】
Thymus vulgaris

●【原産地】
地中海西部、イタリア南部

●【お茶に使う部位】
全草 (ドライ、フレッシュ)

●【お茶の効能】
のどの痛み、花粉症、肩こり、低血圧、貧血などの改善。疲労回復、殺菌消毒作用、防腐抗菌作用、               抗アレルギー作用。

●【飲み方】
ブレンドまたはシングル

●【注意点】
・高血圧の人や妊娠中の人は長期にわたる常用や大量の摂取は避けましょう。              

●【ブレンドの例】
・レモンバーベナ―1/2杯とリンデンフラワー1/2杯とセージ1/3杯とタイム1/3杯。             
(神経の疲労を回復してくれます。)

・ラベンダー1/3杯とマロウ3個とペパーミント1/2杯とタイム1/2杯。             
(のどの痛みをやわらげてくれます。)

●【説明】

タイムは結構以前から使われているようです。歴史は古いようです。ギリシャ神話にタイムは登場しています。スパルタの王妃ヘレン の涙から作られたという伝説があるのです。ヘレンは美女でトロイア戦争の引き金となるくらいに男性陣を惑わせていたといいますから、 刺激的で気品があり濃厚なタイムの香りと結び付けられたのかもしれませんね。

また、タイムはギリシャ語で「勇気」という意味を持っていて、「タイムの香りがする」は当時の男性に対して最高のほめ言葉だった といいます。夫である騎士や修行に出かける恋人を見送る際に、当時の中世の貴婦人たちはミツバチと一枝のタイムを刺繍したシルク のスカーフを贈ったそうです。

栽培方法としては、葉などに傷をつけると色や香りが悪くなるので収穫時には要注意が必要です。増やすには、種を蒔くか、秋か春に 5センチ程度の枝を挿し木にして繁殖させるとよいようです。または、水はけのよい風通しがよく日当たりもいい土壌に株分けをして 増やすと良いようです。

タイムにはいくつかの種類があるようです。一般にタイムといえばコモンタイムをさします。ほかにもココナツタイムやオレンジタイム やレモンタイムなどがあり、それぞれ芳香が異なる品種はありますが。コモンタイムの風味が一番いいようです。
コモンタイムは和名を「タチジャコウソウ」といいます。ミツバチが花をよく好み、そのミツバチからとてもよいハチミツが採れると 言われています。根元の部分が木質の半低木になることもあるそうです。20センチほどの直立した芳香性多年生草木です。

料理にもよく使われるようです。野菜や魚や肉などに刺激のあるタイムの香りは相性がよく熱を加えても香りが変わらないので煮込み料理 にも適しているようです。ソースやピクルスやソーセージなどの保存食によく利用されたりもします。タイムには防腐効果や殺菌効果 があるためです。

のどが痛いときなどはタイムのドライハーブを2倍の濃さで浸出した生温かいタイム茶でうがいをすると効果があるそうです。
タイムのドライ(乾燥した葉)は香りが強いので、飲みにくい場合には、タイムのフレッシュ(生の葉)を利用したり、ほかのハーブ とブレンドするのがいいでしょう。

タイムの効能としては、うつ病や頭痛などの神経性の疾患や疲労の回復などに役にたちます。胃腸の働きを活発にして消化を促して 食欲を増進させてくれます。ほかにはアレルギー性の鼻炎を緩和してくれたり、痰をを取ってくれたりしてくれます。呼吸器系に対して 殺菌作用があるからです。
風邪やのどの痛みを鎮めるのに効果があるそうで、声を出しすぎた後に飲むのもいいのではないでしょうか。

タイム茶は薬効に優れた飲み物として昔から広く飲まれています。ほろ苦い味ときりっとしたすがすがしい香りが特徴です。